父から受けた洗脳

私は性的虐待を受けていた事を思い出した時、こんな体験をしたこと人に知られたくないから死ぬまで黙っていようと思っていました。

自分が汚れてしまった思いや、恥ずかしいという気持ちもありました。

 

そんな私にツバキ先生はあなたが恥ずかしがる必要は何もない、恥ずかしいのは娘にそんなことしたあっちだから。と言ってくれました。

 

父はわいせつ行為をはたらく時必ず、お前が悪い子だからこんな恥ずかしいことをされるのだと言っていました。

 

幼稚園の私はわたしのせいなんだから黙っていなきゃいけないと思っていたし、これは恥ずかしいことだから人に言えないのだと思い込んでいました。

 

今思うと父から受ける虐待は常に洗脳とセットだったなと思います。脳科学も心理学にも長けた医者である父の洗脳は巧妙で、抜けるのには長い時間がかかりました。

 

父は人と競い、人を蹴落とすことを厭わない、むしろ生き残りのために積極的にすべきだと教えました。

こうした間違った見方に染まりまくった私の思考の汚れを落とし、きれいに漂白し、新しく穏やかで平和的な考え方に染め直してくれたのも先生です。

 

物の見方が否定的、攻撃的だった頃は本当に意地悪で嫌な人だったなと過去の自分を振り返ります。

今は競走し人蹴落とさなくても生きれるのだと知り、無意識に人と比べ勝ち残ろうしていた生き方から、穏やかで感謝を持てる生き方に変わりました。

 

三つ子の魂百までといいますが、幼少期からしっかりと刷り込まれた間違った考えを洗い流しポジティブに変えることは普通難しいと思うのです。

でもそこを変えてもらえたことで随分と生きやすくなり、不調だらけだった私は元気になりました。本当に有難いです。