父から受けた卑劣な虐待

昔は書けなかったことも、だんだんとブログに書けるようになってきました。

慣れるのか、それとも強くなったのか?今回は私がPTSDで苦しかったときのことを書きます。

 

私は父から肉体的暴力や、暴言、コントロールだけでなく性的虐待も受けていました。

最後に書いた性的虐待。これが一番根深い傷を残していると思います。

 

なぜかというと私は性的虐待を受けていた記憶を無くしていたからです。思い出したのは5年前でした。

 

身体は本当によく出来ていて、覚えていることで生きていけないくらい辛い出来事は記憶に蓋をし、それに関連する記憶だけが思い出せなくなるそうです。

 

自分にそれが起きていると知った時、嘘でしょ?そんなドラマみたいな話自分に起こる⁈と信じられない思いでした。

 

よくフラッシュバックと聞くけどまさにそんな感じでした。記憶が洪水のように溢れて襲ってきました。

 

幼稚園年長さんの頃、性的虐待が始まりました。母がお風呂に入ったのを見計らい父は私が一人で寝ているに部屋にそーっと入ってきました。

 

初めて性的虐待を受けたその日の出来事を私はフラッシュバックで追体験しました。

私はその時寝ていた毛布の柄や色、父がドアをカチャと開ける音、布団に入ってきた生温かさや、臭い息、そして触られた気持ち悪さや、その時されたことの痛み、全てを五感で感じました。

 

一度思い出したらその後も性的虐待に関する辛い記憶かむくむくと湧き上がるように出てくるようになりました。

 

夜は眠れないし、ご飯も食べれないし、夏場でも頭からすっぽり布団をかぶって震えていました。

ふと気づくと同じ状態のまま何時間も経っていました。今思えば乖離のような症状が出ていたのだと思います。

 

PTSDの専門と言われる有名な先生に診ていただいていましたが、それでもなかな良くなりませんでした。

 

昼間でもカーテンを閉め切って真っ暗な中でじーっと動くことも出来ず、外出も出来ません。あの時は本当に辛くて、もうこのまま笑うことは無いのかもしれないとさえ思いました。

 

そんな時私が元気になるよう気持ちのこなし方教えてくれたり、身体に出る不調の改善方法を教えてくれたり、サポートしてくださったのはツバキ先生でした。

 

先生がいらっしゃらなかったら私は社会復帰は出来なかったと思います。それどころかあのままだったら精神病院に入ってただろうなと容易く想像出来ます。

冷静にあの頃を振り返るとよく戻って来れたなと有難い気持ちでいっぱいになります。