アトピー1度目の山場

中学2年の時に悪化したアトピーはそのまま良くなることはなく3年に進級しました。

 

受験で大切な時期なのに身体はしんどいし、夜は痒みで眠れないし、勉強どころではありませんでした。

中学3年、高校1年くらいはこのまま自分が消えてなくなればいいのにと思うほど生きてることが辛く病んでいました。

 

アトピーが悪化したら私を見て父は自分の弟で漢方医をしているMに診せたらどうだと言い始めました。

 

私は西洋医学で匙を投げられていたので、治るならなんでもしたいという思いと、医師である父が勧めるのだから間違いないだろうと叔父の病院に通い始めました。

 

そこでは徹底した糖質制限をするように言われました。おやつはもちろん、果物や炭水化物も取れず大きなストレスでした。

そして何がブレンドされているかも思い出せないデトックスのためのオリジナル漢方薬を飲むよう言われしばらく続けました。

 

塗り薬のステロイドを止めたせいもあるのか症状はみるみるうちに悪くなりました。

毒だしだから、出してしまえばきれいに治ると言う言葉を信じて私は通院を続けました。

 

体重は落ち、気力もなくなり、微熱が続く日々。学校に行けない日もありました。

微熱が続くため座っているのもしんどくなって、丸めた布団にもたれかかってボーッとしていたのを覚えています。

 

だんだんと口数も減っていきました。

後に母からあの時目が虚ろになり焦点が合わなくなっていて、本当に心配だったと聞かされました。

 

身体に溜まっている薬を排出しないと治らない、脱ステロイドをしないとこの先も一生薬と縁が切れないという説を信じていたので、毒だしが終われば治る、ここまで頑張ったんだしあと少し頑張ろう!と続けようとしましたが、もう身体が持ちませんでした。

 

痒みで夜も眠れず気が狂いそうになり、このままでは命の危険がある、アトピーが治らなくても死にはしないからと決心し、漢方治療を止め大学病院に通うことになりました。