アトピー1度目の山場②

漢方治療をやめることにし、何とか早く改善し普通の生活に戻りたいとアトピー治療で有名な病院を人に教えてもらい行きました。

確か3時間くらい待って初診を受けたと思います。

 

診察室に入って私を見た医師は申し訳けどうちでは無理だわ、大学病院に行った方がいいそう一言言って帰されました。通うようにと紹介状を書かれたのは父が勤務する大学病院でした。

 

大学病院に行った日、父が主治医となる先生に挨拶をしておくからと皮膚科の外来に来ました。

待合スペースにいる私を遠目からチラッと見て、そのままこちらに来ることもせず去って行きました。

 

その表情にはしばらく見ない間にまた悪化したんだという冷たい目線を感じ、ボロボロの肌の私を娘だと知られるのが嫌なんだとすごく悲しくなった事を覚えています。

 

父には私を心配する気持ちはかけらもなく、家族であれなんであれ、酷いアトピーの症例の一つなんだと思います。後に父から人体実験されていたんだと気づく事になります。

 

大学病院では入院した方がいいレベルだけど特に治療としては変わらないからとステロイドの内服と最強クラスと言われる外用薬を出され、全身に今では危険と考えられるほどの量の薬を塗りました。

 

その甲斐あってか何年もかけて症状は少しずつ改善し小康状態になりました。